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2015年02月02日

こむら返りを治そう

 ふくらはぎが突然つっぱって痛くなることがあります。ふくらはぎ痙攣、こむら返りです。
数分我慢していれば、いずれ治まってきますが、その痛みはきりきりとかなり辛いものがあります。若い方でも、夏に海やプールなどへ行って、ウォーミングアップなしで泳ぎ始めると起こる事があります。高齢者の方は、夜間に寝ている間に、痛みで目が覚めて辛い思いをする方も多いようです。

 こむら返りの原因はいくつかありますが、多いものが、冷えと筋疲労です。普段身体を動かさない方が、久しぶりに運動したりしますと、運動中に起こる事もありますし、その夜に起こる事もあります。寒い日に、掃除などしていて不自然な格好で足に力を入れた時に、突然起こる事もあります。1度こむら返りが起こると、同じ部位で頻繁に起こるようになる事もあります。

 治療には漢方薬や鍼灸などもありますが、誰でも出来るのがストレッチです。そうは言っても、ストレッチも適切な方法を取らないと効果的ではありません。
 まず、ストレッチをしようとする脚を伸ばして座ります。反対の足は胡坐のような形で曲げておきます。伸ばした方の脚の膝は伸びているのですが、痛みや膝の変形などで完全に伸ばせない時には、二つ折りにした座布団などをひざ下に入れておきます。この状態で足が垂直に立つようにします。足を立てられない時には、出来るだけ立てるようにします。そうして両手で爪先全体をつかむようにして、足を反らせるようにします。手が届かない時には、両手にタオルを持って、タオルを使って足を引くようにします。この時注意するのは・・・。
 ●膝を曲げない事。
 ●力ずくでやらず、ゆっくり痛む筋肉をなだめるように引いていく事。
 ●足を反らす時、ふくらはぎのがゆっくりと伸びていく感覚を確認しつつ行う事
 ●30秒~1分程かけて行う事。それを数回繰り返す事。
 ●呼吸は止めないで、息をゆっくり吐きながら行う事
 注意点は一般的なストレッチと同じなのですが、違うのは固く収縮している筋肉を伸ばさなければいけない事です。慌てて無理に行うと筋繊維を痛めたり、伸ばそうと思っている場所が伸びない事になります。
 普段から、お風呂上りや眠る前にストレッチの習慣をつけておくと予防になります。
ご自分でストレッチをするのが面倒な方や、ストレッチの方法を詳しく知りたい方は、お近くの整骨院や鍼灸院で対応して頂けると思います。
時には、病気の症状として、こむら返りが起こる事もありますので、頻繁に起こる方で内科的な不調のある方は、医師にご相談ください。


  


Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 00:31Comments(0)医療・健康