2016年11月30日
膝の痛み:変形性膝関節症の治療
60代・70代くらいの方で
膝の痛みを訴える方が多くいます。
病院にかかっていて、
変形性膝関節症と言われている事も少なくありません。
痛みの程度が軽度で、歩行への影響が少ないと、
病院ではあまり積極的に治療しません。
「体重を減らして、筋力訓練をしましょう。」
そう言われます。
痛みが強く、歩行に支障があれば、人工関節の手術を
進められることもあります。
変形性膝関節症は、膝の骨が加齢変化などで
変形したものです。ですから、治る、
ということはありません。
通常、整形外科などでは、治療の方針は、
痛みを軽減させて楽に歩行できる
ようにする。生活が楽になるようにする、
というものです。
ヒアルロン酸の関節内注射などもしますが、
根本的な治療ではありません。
痛みがあっても、歩行への支障が少ないようなら、
積極的に筋力強化訓練を行う事です。
鍼灸治療でも痛みは楽になりますが、
いずれまた、痛みが出ます。
膝の周りの筋力が下がっているという事は、
今まで4人で担いでいた家具を
2人で持つようなものです。
本来無理があります。
一時的に膝の痛みを取ったとしても、
いずれまた痛みは出ます。
膝の筋力を強化するというのは、
家具の担ぎ手を増やすという事です。
筋力が下がっていると、膝関節が動くたびに、
あちこち当たるので痛い訳です。
そこで筋肉を鍛えると関節の動きが
滑らかになってきます。
筋肉が装具やサポーターの様になって
膝をきちっと支えてくれるのです。
病気や怪我によっては、治療は医療機関任せで
自分は関与しないで良いものもあります。
しかし、変形性膝関節症については、
本人の治そうとする意志と
日々の筋力訓練が大切になります。
医療機関と患者さんの二人三脚で
治療していくのが、膝の治療です。
花音堂では、鍼灸治療やテーピング・整体などで
痛みを取りながら、歩き方や筋力強化の指導を
行って、歩行が楽に出来る様にしていきます。
自分の足でしっかり歩きたい、旅行へ行きたい、
スポーツを続けたい、
そうした方は是非ご相談ください。
2016年11月24日
顎関節症になりました!
顎関節症になってしまいました。
以前から左の顎関節に違和感があったのですが、
数日前から食事の時に、顎関節がガクッとなって
痛みが出るようになりました。
咀嚼の度ではないのですが、動きが止まる程に
痛みが強いので、真剣に治療する事にしました。
顎関節の直上と下顎の圧痛点の2か所にお灸をして
その後、顎関節の矯正と運動療法です。
4回程の治療で、食事の際の激痛が無くなりました。
私が患者さんに治療する場合は、
鍼と運動法の指導がメインの治療です。
今回は、自分では顔に鍼が出来ない為に、
家人にお灸をしてもらったのですが、
顔のお灸に抵抗のない方であれば、
顎関節症へのお灸の効果は、かなり良いと感じました。