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2015年02月11日

今、お灸が人気


 お灸というと、ちょっと古臭いし、熱くて怖い、と思う方も多いかと思います。ところが、今ちょっとお灸が人気なようです。
 お灸にも色々あります。大豆くらいの大きさのお灸を最後まで燃やすような恐ろしい灸もありますが、今は、まずそうしたお灸はありません。温灸といって、肌に直接火が当たらないお灸もあります。これは千年灸やカマヤ等の商品で一般に販売されているので、ご存知の方もいるかもしれません。温灸は一般の方が家庭でも出来て暖かく気持ちがいいものですが、ピンポイントでツボ治療が出来るものではありません。

 鍼灸院で広く行われているのは、透熱灸というお灸です。多くは半米粒大といって、お米の半分ほどの大きさの艾を使います。当院で行っているお灸はこの半米粒大のお灸を使います。また、
八分灸と言って、お灸の火が皮膚に届いた瞬間に、上から指で押して火を消します。そうすると一瞬熱感がツンときてそれで終わりです。熱い感じを我慢するという事は無く、軽くちくっとする感じです。やけどの心配もありません。皮膚に熱が染み込むような感じがあればツボ治療の効果がありますので、適切なツボを選んで、タイミングを計って八分灸を行えば、気持ち良く効果のあるお灸治療が出来ます。
お灸は小さなんのですが、ポカポカ感が長続きして、寒い時期にはとても良いものです。

 冷え症やおなかの調子が悪い時、痔の治療にもお灸は効果的です。鍼が好きでない方が、お灸を使って体調調節をしたり、自律神経失調症の治療をする事もあります。また、昔から逆子のお灸が有名で治療効果も高いものです。

 この寒い時期にはぜひともお勧めなのが、お灸です。
  


Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 23:58Comments(0)医療・健康

2015年02月02日

こむら返りを治そう

 ふくらはぎが突然つっぱって痛くなることがあります。ふくらはぎ痙攣、こむら返りです。
数分我慢していれば、いずれ治まってきますが、その痛みはきりきりとかなり辛いものがあります。若い方でも、夏に海やプールなどへ行って、ウォーミングアップなしで泳ぎ始めると起こる事があります。高齢者の方は、夜間に寝ている間に、痛みで目が覚めて辛い思いをする方も多いようです。

 こむら返りの原因はいくつかありますが、多いものが、冷えと筋疲労です。普段身体を動かさない方が、久しぶりに運動したりしますと、運動中に起こる事もありますし、その夜に起こる事もあります。寒い日に、掃除などしていて不自然な格好で足に力を入れた時に、突然起こる事もあります。1度こむら返りが起こると、同じ部位で頻繁に起こるようになる事もあります。

 治療には漢方薬や鍼灸などもありますが、誰でも出来るのがストレッチです。そうは言っても、ストレッチも適切な方法を取らないと効果的ではありません。
 まず、ストレッチをしようとする脚を伸ばして座ります。反対の足は胡坐のような形で曲げておきます。伸ばした方の脚の膝は伸びているのですが、痛みや膝の変形などで完全に伸ばせない時には、二つ折りにした座布団などをひざ下に入れておきます。この状態で足が垂直に立つようにします。足を立てられない時には、出来るだけ立てるようにします。そうして両手で爪先全体をつかむようにして、足を反らせるようにします。手が届かない時には、両手にタオルを持って、タオルを使って足を引くようにします。この時注意するのは・・・。
 ●膝を曲げない事。
 ●力ずくでやらず、ゆっくり痛む筋肉をなだめるように引いていく事。
 ●足を反らす時、ふくらはぎのがゆっくりと伸びていく感覚を確認しつつ行う事
 ●30秒~1分程かけて行う事。それを数回繰り返す事。
 ●呼吸は止めないで、息をゆっくり吐きながら行う事
 注意点は一般的なストレッチと同じなのですが、違うのは固く収縮している筋肉を伸ばさなければいけない事です。慌てて無理に行うと筋繊維を痛めたり、伸ばそうと思っている場所が伸びない事になります。
 普段から、お風呂上りや眠る前にストレッチの習慣をつけておくと予防になります。
ご自分でストレッチをするのが面倒な方や、ストレッチの方法を詳しく知りたい方は、お近くの整骨院や鍼灸院で対応して頂けると思います。
時には、病気の症状として、こむら返りが起こる事もありますので、頻繁に起こる方で内科的な不調のある方は、医師にご相談ください。


  


Posted by 渡辺克敬(わたなべ かつゆき) at 00:31Comments(0)医療・健康