2016年05月14日
寝違い
朝起きると頸が痛く、左右に動かしたり上を向いたりできない、
という事は割と多くの方が経験している事と思います。
いわゆる寝違いです。
睡眠中の不自然な姿勢や冷えや過労などが原因で
痛みが起こるものです。症状が強いと本当に頸が回らない、という
状態になります。本人も大変不自由です。場合によっては、
車の運転などに支障も出てきます。
寝違いは鍼治療にとっては、得意分野の一つです。
中国では寝違いの事を「落枕」と言います。
手の甲には寝違いに使うツボがあり、それも落枕と言います。
先日も30代男性の方が寝違いで来院しました。
頸に痛みがあり、横を向く動きが半分くらいに制限されていました。
まず、落枕のツボと、他にいくつか手にあるツボに鍼をしました。
その後は、実際に痛みのある頸周囲を丁寧に触診して、
痛みのある部位、筋肉が固くなっている部位、主要なツボに鍼をしました。
こうした治療で、寝違いは驚く程良くなりました。
寝違いは早いうちに治療すれば、治りも良いものです。
お気軽に相談ください。